■資料解説
「血の日曜日」事件前後の混迷するロシアの政治情勢についての、在欧の公使や領事などからの報告書群です。事件後に抗議・ストライキが各地に広がったことが記録されています。
莫斯科(モスクワ)「キーフ」「ヴォロネズ」鉄道は同盟罷工の結果休業せり
「ヴラジ」「コーカサス」鉄道及「ピスラムジヤスマ」鉄道被雇員の一部も亦罷工せり
「リボウ」に於いては5,500人の職工罷業し又「ノヴオラド」「ヲムスク」に於いては総罷業起こりたり
「コーカサス」の諸地方に於いては食物不足となり職業を得ざるもの増加し「バク」に於いては暴徒横行し軍隊の力は現に秩序を維持するに足らざるを以て一般の恐慌を来せり
露国よりの公報によれば同国の同盟罷工運動は実際に於いては新聞紙上の報道よりも更に重大にして殆んど全国の各市街に蔓延し特に波羅的海に濱する地方に於いて猖獗なりと云ふ
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