■資料解説
北樺太のルイコフを占領し、「無益なる作戦の継続を停止するの勧告を」(4画像目)サハリン島ツイモフ(都以謨夫)州長官セルギー・ソーゾフを通じて、ロシア軍長官のリャプノフ中将に対して行いました。降伏を受け入れるための条件は以下の三点でした(7画像目)。
①兵器、馬匹、糧食其他の軍用物件及官に属する金銭有価証券其他の動産不動産は現状の儘引渡すこと ②薩哈嗹島行政に必要なる凡ての書類を引渡すこと ③薩哈嗹島守備軍編成表及防衛計画書に関する地図及書類を引渡すこと
この降伏勧告の条件は受け入れられましたが、③の防衛計画に関する書類は「軍機に属する者として現行法律に照し軍事行動の開始と同時に皆之を破棄」(8画像目)したとリャプノフは回答しました。最終的に降伏文書(10~11画像目)に調印し、オノール付近にいたリャプノフ以下将校70名、下士卒4319名は武装を解いて日本軍の捕虜となりました。
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