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地域 | 朝鮮 |
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都市名 | 京城 |
解説 | 燃料選鉱研究所は、朝鮮における石炭の調査及び試験並びに選鉱及び製錬の試験をおこなった試験研究機関。1922年10月、勅令第四二九号にもとづき設置された。設置は、1921年9月に本府で開催した産業調査委員会に基づくもので、燃料及び動力の供給を安全かつ低廉ならしめるため、無煙炭褐炭炭田の開発を助長し、これら石炭の利用を増進すること、鉱利の保全及び操業の進歩を図るため選鉱製錬の普及改善に努めることを目的としていた。設置当初、研究所には、庶務係、石炭調査係、石炭試験係、選鉱製錬試験係があったが、石炭試験係は所期の試験を終了したため1929年度をもって廃止された。1)庶務係は、人事機密、予算経理、庁舎管理などの一般事務に関する事項を掌り、2)石炭調査係は、炭田の調査、炭田地質図の作成刊行、報告書の編纂刊行に関する事務を掌り、3) 選鉱製錬試験係は、選鉱製錬及び石炭に関する試験研究及び一般の委託に係る選鉱製錬試験外に鉱物分析に関する事務を掌った。 |
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参考資料 | 『朝鮮総督府燃料選鉱研究所概要』1930年、1-4頁。姜雄「朝鮮総督府燃料選鉱研究所に関する研究」『人文論叢』第18号、73-84頁、1992年。 |