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地域 | 朝鮮 |
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都市名 | 京城 |
解説 | 朝鮮総督府の山林行政は1908年に公布された森林法による地籍届出、1910年に行われた林籍調査などによる国有林/民有林制度の確立からはじまった。山林課は1910年10月の最初の官制から農商工部殖産局に設置され、森林山野に関する事務を掌るとされた。1912年3月の改編で農商工部農林局に移管、営林廠に関する事項が管掌事項に追加された。その後、1915年5月の局制廃止で農商工部に直属となるが、1919年8月の改組で改めて殖産局のもとに設けられ、山林課出張所を設置した。国有林の管轄は当初より営林廠と山林課に分割されていたが、1926年の「朝鮮林政計画」の樹立にともなって改編がなされ、1926年6月、山林行政の中央機関として山林部が新設された。これにより山林課は廃止、山林課出張所に替って営林署が各地に設置され、林野経営がおこなわれるようになった。 |
上位の階層 | |
参考資料 | ①「朝鮮総督府事務分掌規程」朝鮮総督府訓令第2号、1910年10月1日(『朝鮮総督府官報』1910年10月1日)②「朝鮮総督府事務分掌規程中改正」朝鮮総督府訓令第26号、1912年3月30日(『官報』1912年3月30日)③「朝鮮総督府事務分掌規程中改正」朝鮮総督府訓令第22号、1926年6月14日(『朝鮮総督府官報』1926年6月14日)④李宇衍「朝鮮総督府の林野所有権整理と林政」『東洋文化研究』(学習院大学東洋文化研究所、第11号、2009年3月)⑤崔麟和「韓国における国有林の経営計画と施業の展開過程に関する研究」『北海道大学農学部演習林研究報告』第48巻第1号、1991年3月 |