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地域 | 朝鮮 |
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都市名 | 京城 |
解説 | 地質調査所は、朝鮮における土質の調査をおこなった機関。朝鮮総督府官制改正(勅令第162号)により、1918年5月に開設された。土地の性状を調査研究して鉱物土石及び地下水の利用、土木事業、土性等に関する基礎資料を明らかにして、殖産工業、その他の土地の利用開発の堅実と促進をおこなうことを目的とした。1918年5月の事務分掌規程によれば、地質調査所には庶務係と調査係が置かれた。庶務係では、人事に関する事項、官印の管守に関する事項などを掌った。調査係では、地質の調査に関する事項、鉱床及び有用鉱物の検定に関する事項、鉱業用及び工業用材料の分析並び試験に関する事項、地質図その他の刊行に関する事項などを掌った。開設以来、地質及び鉱物資源の精査即所謂図幅調査を実施。また、必要に応じて、鉱物物資、地下水、各種土木工事上の基礎基盤等に関する特殊調査を施行し、調査結果は『朝鮮地質図』・『鉱床調査要報』・『地質調査要報』各巻にて出版した。 |
上位の階層 | |
参考資料 | 『朝鮮総督府地質調査所雑報』第1号、4-6頁。『朝鮮総督府地質調査所雑報』第2号、4-6頁。1918年の朝鮮総督府官制改正については、Ref:A03021140700。 |
歴代長官 部局長等 |
村田素一郎・農商工部鉱務課長兼務(1919年5月1日現在)/川崎繁太郎(1920年7月1日現在)/立岩厳(1938年1月1日現在) |