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地域 | 朝鮮 |
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都市名 | 京城 |
解説 | 地方局は1910年10月、併合後の最初の官制により内務部に置かれた。内務部は地方局と学務局、庶務課の2局1課体制で始められたが、このうち地方行政、社会事業、土木事業、医師・病院など衛生関係業務を掌ったのが地方局である。地方局には地方課、土木課、衛生課が置かれ、地方課は「地方行政及び経済、兵事、救恤及び慈善事業、地理地籍及び土地家屋証明、公共組合、宗教及び享祀」に関することを扱った。土木課は「道路、河川、港湾、砂防及び水利に関する事項」といった埋め立てや土木工事の監督、土地収用、上下水などに関する事業を扱い、衛生課は「公衆衛生、医師・薬剤師・産婆及び看護婦、病院及び衛生会、痘苗、病原検索及び分析検査、衛生試験」などを扱った。1912年3月の改編で、土木事業関係が新設の官房土木局に移管され、医療衛生関係が警務総監部の衛生課に移されると、地方局は第1課と第2課の2課体制になり、第1課は地方行政を主管し、第2課は社会事業を主に扱うようになった。地方局は1915年5月の改組で廃止され、第1課と第2課は内務部に直属となった。 |
上位の階層 | |
参考資料 | 「朝鮮総督府事務分掌規程」朝鮮総督府訓令第2号、1910年10月1日(『朝鮮総督府官報』1910年10月1日)「朝鮮総督府事務分掌規程改正」朝鮮総督府訓令第27号、1912年3月30日(『朝鮮総督府官報』1912年3月30日)「朝鮮総督府事務分掌規程改正」朝鮮総督府訓令第26号、1915年5月1日(『朝鮮総督府官報』号外1915年5月1日) |