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地域 | 樺太 |
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都市名 | 豊原 |
解説 | 樺太庁殖産部は1936年12月の官制改正で、農林部の改称に伴い新設された部。鉱務課、水産課、水産物検査所、殖民課、農務課、林務課、林業課を置く。41年8月の事務分掌規程時点で、林務課、林業課、鉱務課、水産課、水産物検査所に加え、管理課、開拓課、鉱業課を増設している。管理課は、樺太開発株式会社や産業組合に関する事項、殖民事業に関する事項、移民に関する事項、土地整理に関する事項を分掌した。開拓課は農畜産業に関する事項を主に分掌した。鉱業課は、鉱業監督、鉱業営業に関する事項、鉱害に関する事項、地質調査に関する事項、鉱業及び砂鉱業の指導及び奨励に関する事項、鉱物資源の調査及び開発促進に関する事項、人造石油製造事業法の施行に関する事項、石油の試掘助成に関する事項、鉱物及び鉱産物の分析、検定及び鑑定に関する事項、鉱業技術に関する事項を分掌した。43年4月、内地編入後の官制改正に伴い、経済部の新設と同時に廃止された。 |
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参考資料 | 1936年12月の官制の改正については、A03022062100(1936年12月)を参照。樺太開発株式会社については、A02030334300(1941年3月)、A03022545300(1941年3月)を参照。1941年8月の事務分掌規程については、B14090063300(1941年8月)を参照。内地編入後の官制改正についてはA03022809000(1943年3月)を参照。社団法人全国樺太連盟編『樺太沿革・行政史』1978年、350-351頁。三木理史『移住型植民地樺太の形成』塙書房、2012年、339-343頁。 |
歴代長官 部局長等 |
厚地法人(1937年7月1日現在)/中村鷹祐(1938年7月1日現在)/北村得三(1940年8月15日現在) |