トップページ > グロッサリー検索
地域 | 樺太 |
---|---|
都市名 | 豊原 |
解説 | 樺太庁殖民課は1921年10月、拓殖部内に設置された課。前身は1907年の官制で第二部に設置された拓殖課。拓殖課は、殖民地の選定、区割及び測量に関する事項、移民に関する事項、未開地の管理及び処分に関する事項、農業、畜産、商工業に関する事項、産業組合に関する事項、博覧会、競馬会及び品評会に関する事項、狩猟に関する事項等の事項を分掌した。13年12月の拓殖部への移行後は、拓殖部が内務部へ統合された時期を除き拓殖部に置かれた。24年12月、鉱務課と合わせて殖産課となり、内務部の所管となる。27年6月、事務分掌規程により、鉱務課と殖民課とに分離、新設の農林部に移る。この際、拓殖課時代の分掌に加え、殖民の経営及び施設、地籍、土地改良、農場試験場、毛皮動物の蕃殖保護等、殖民事業一般を分掌した。35年5月、農事、畜産等に関する事項は、新設の農務課に移行された。その後、41年8月、事務分掌規程により、殖産部に新設された管理課と開拓課に再編された。 |
上位の階層 | |
参考資料 | 官制については、A03020704800(1907年3月)、A03020984900(1913年12月)を参照。1941年8月の事務分掌規程については、B14090063300(1941年8月)を参照。「樺太庁事務分掌規程左ノ通定ム」樺太庁訓令第21号、1918年6月6日(『官報』第1768号、1918年6月25日)「樺太庁事務分掌規程中左ノ通改正ス」樺太庁訓令第315号、1927年6月29日(『官報』第239号、1927年10月13日)樺太庁『樺太庁施政三十年史(上)』(明治百年史叢書223)、原書房、1974年(原著は1936年発行)、159-162頁。社団法人全国樺太連盟編『樺太・沿革行政史』1978年、344-350頁。 |
歴代長官 部局長等 |
碓氷誠(1927年7月1日現在)/正見透(1928年7月1日現在)/中村鷹祐(1935年7月1日現在)/豊村靖彦(1936年7月1日現在)/野口俊一・殖産部殖民課長(1937年1月1日現在)/杉野健男・殖産部殖民課長(1938年7月1日現在) |