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地域 | 関東州 |
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都市名 | 旅順 |
解説 | 関東都督府民政部財務課は、1906(明治39)年9月に関東都督府官制が施行されることで設立された。同月に施行された関東都督府官房並民政部分課規程により、財務課内には主計係、会計係、税務係、理財係が置かれた。主計係は予算の編成配布及び決算、出納官吏の監督、諸計算書の下検査、会計法規に関する事項を所管し、会計係は出納、物品の出納購買、傭人の命免監督、庁中取締、その他の事項を所管した。税務係は租税の賦課徴収、税務の管理監督、土地台帳に関する事項を所管し、理財係は貨幣、銀行、一般金融、彩票、阿片、船舶貨物の統計に関する事項を所管した。1908(明治41)年12月に新たに施行された分課規程では、上記の所管に加え、庶務課地方係から官有財産及び造営物に関する事項の所管を引き継いだ。1917(大正6)年7月に施行された関東都督府官房、民政部及警務部分課規程においても財務課は維持され、その業務は関東庁民政部財務課に引き継がれた。 |
上位の階層 | |
参考資料 | 「官房並民政部分課規程」(1906年9月1日訓令第35号)関東都督府文書課編『関東都督府法規提要 明治40年8月現行』満洲日日新聞社、1907年。6-14頁。「官房並民政部分課規程」(1908年12月17日訓令第116号)関東都督府文書課編『関東都督府法規提要 明治42年10月現行』満洲日日新聞社、1909年、67-70頁。「関東都督府官房、民政部及警務部分課規程」(1917年7月31日関東都督府訓令第32号)『官報』第1507号、大正6年8月9日、201-202頁。 |
歴代長官 部局長等 |
蠟山長治郎(1907年5月1日現在)/兼務(1915年5月1日現在) |