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地域 | 関東州 |
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都市名 | 旅順 |
解説 | 1906(明治39)年8月の関東都督府官制(勅令第196号)によって設置された関東都督府には、陸軍部と並んで民政部が置かれた。民政部は軍事行政を除いた一切の行政事務を掌り、庶務課、警務課、財務課、土木課、監獄署の四課一部に分課された。1908(明治41)年1月に都督府官制が改正され(勅令第2号)、民政部警務課長を兼ねる警視総長が置かれた。1913(大正2)年9月の官制改正(勅令第281号)で廃止された都督官房営繕課の役割を民政部土木課が引き継いだ。1917(大正6)年7月の官制改正(勅令第82号)では、民政部警務課を廃して都督官房、民政部、陸軍部と並ぶ警務部が設置された。警務総長は南満洲駐箚憲兵の長たる陸軍将校を充て、これが警務部の事務を掌理することとなった。さらにこの官制改正で課の事務分掌は都督が訓令で定めることとなり、同月の訓令第32号により民政部に外事課、地方課、殖産課、財務課、土木課の5課が設けられた。1919(大正8)年4月の勅令第94号で関東都督府は廃止され、関東軍と並び関東庁が設置された。 |
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参考資料 | 「日本法令索引」A03020982100, A01200130900, A03021101300, A03033596100関東庁『関東庁施政二十年史』(1926年)、19-21頁 |