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地域 | 朝鮮 |
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都市名 | 京城 |
解説 | 土木課は1910年10月の最初の官制で内務部地方局に置かれた。掌ったのは「道路、河川、港湾、砂防及び水利に関する事項」をはじめとした「水面埋築及び使用、土木工事の監督、土地収用、上下水」などに関するインフラ事業である。1912年3月に官房に土木局が新設され業務が移管されると、土木課の名称は一時消えたが、1915年5月に土木局土木課として復活し、灌漑に関する事項が追加された。土木局は1919年8月の改組で土木部と名称が改められると、1921年4月には土木部各課の主管業務に変更がおこなわれ、土木課には運河、都市計画、土木会議、官有財産に関する事項が追加、土木工事に関係する業務が外された。その後、土木課は1924年12月に再度内務局へ移管、土木工事と新たに地形図調整が業務に加えられた。内務局は1941年11月に司政局と改称、土木課は1942年11月の改編で広場や公園も管掌するようになった。さらに翌1943年12月には新設の鉱工局に移され、「道路、河川、運河、砂防用地、水利、上水、下水、広場、公園等に関する事項」を筆頭に、公有水面の埋立て及び使用、市街地計画、土地収用、地形図の調整に関する事項を管掌したが、1945年4月の改編で土木課は廃止、土木に関する事項は鉱工局動員課に引継がれた。 |
上位の階層 | |
参考資料 | 「朝鮮総督府事務分掌規程」朝鮮総督府訓令第2号、1910年10月1日(『朝鮮総督府官報』1910年10月1日)「朝鮮総督府事務分掌規程改正」朝鮮総督府訓令第27号、1912年3月30日(『朝鮮総督府官報』1912年3月30日)「朝鮮総督府事務分掌規程改正」朝鮮総督府訓令第26号、1915年5月1日(『朝鮮総督府官報』号外1915年5月1日)「朝鮮総督府事務分掌規程改正」朝鮮総督府訓令第22号、1921年4月8日(『朝鮮総督府官報』1921年4月8日)「朝鮮総督府事務分掌規程改正」朝鮮総督府訓令第34号、1924年12月25日(『朝鮮総督府官報』号外1924年12月25日)「朝鮮総督府事務分掌規程改正」朝鮮総督府訓令第54号、1942年11月1日(『朝鮮総督府官報』号外1942年11月1日)「朝鮮総督府事務分掌規程改正」朝鮮総督府訓令第88号、1943年12月1日(『朝鮮総督府官報』1943年12月1日)「朝鮮総督府事務分掌規程改正」朝鮮総督府訓令第18号、1945年4月17日(『朝鮮総督府官報』号外1945年4月17日) |