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地域 | 朝鮮 |
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都市名 | 京城 |
解説 | 拓務課は満洲開拓と移民、拓殖会社の業務指導などを担った一課である。従来、朝鮮総督府は朝鮮人の満洲移民を推進していたが、日中戦争の勃発後は、避難民に関する業務や外国領事館との折衝業務が増えたため、1939年8月、官房の一部であった外務部を独立させて外事部を組織し、満洲移民を扱う一課として拓務課を置いた。拓務課は外事部設置とともに置かれ、「満支開拓民の移植計画、満支移住適地調査、開拓民の輸送、開拓民の訓練、安全農村、鮮満拓殖株式会社・満鮮拓植株式会社の監督・指導」を掌った。1941年11月には内務局が改められ、司政局が置かれたが、同時に外事部が廃止され、拓務課は司政局へ移された。1年後の1942年11月には拓務課の業務は外務課へ移管され、外務課は在外朝鮮人と満支開拓民を主に扱うようになった。 |
上位の階層 | |
参考資料 | 外事部の官制については、B14090014500、B14090063200を参照。「朝鮮総督府事務分掌規程改正」朝鮮総督府訓令第45号、1939年8月3日(『朝鮮総督府官報』第3761号、1939年8月3日)「朝鮮総督府事務分掌規程改正」朝鮮総督府訓令第103号、1941年11月19日(『朝鮮総督府官報』号外、1941年11月19日)「朝鮮総督府事務分掌規程改正」朝鮮総督府訓令第54号、1942年11月1日(『朝鮮総督府官報』号外、1942年11月1日) |