トップページ > グロッサリー検索
地域 | 朝鮮 |
---|---|
都市名 | 京城 |
解説 | 外務課は、外事部の一課として在外朝鮮人や移民、外国領事館などの関係業務を掌った一課である。日中戦争が勃発すると、避難民に関する業務や外国領事館との折衝業務が増えたため、1939年8月、朝鮮総督府は官房の一部であった外務部を独立させて外事部を組織し、外務課と拓務課を置いた。外務課は外事部設置とともに置かれ、「在外朝鮮人の保護撫育、外国領事館及び外国人、渉外事項及び情報交換、朝鮮に関係ある海外商況の調査及び経済情報の発行、外国文の翻訳及び通訳」などを主管した。1941年11月には内務局が改められて司政局が置かれたが、同時に外事部が廃止され、外務課は司政局へ移された。1年後の1942年11月には拓務課の業務が外務課へ移管され、外務課は在外朝鮮人と「満支開拓民」を主に扱うようになった。さらに約1年後の1943年12月には司政局が廃止され、総督官房文書課が在外朝鮮人および渉外関係の業務を引継いだ。 |
上位の階層 | |
参考資料 | 外事部の官制については、B14090014500、B14090063200、B14090062700を参照。「朝鮮総督府事務分掌規程改正」朝鮮総督府訓令第45号、1939年8月3日(『朝鮮総督府官報』第3761号、1939年8月3日)「朝鮮総督府事務分掌規程改正」朝鮮総督府訓令第103号、1941年11月19日(『朝鮮総督府官報』号外、1941年11月19日)「朝鮮総督府事務分掌規程改正」朝鮮総督府訓令第54号、1942年11月1日(『朝鮮総督府官報』号外、1942年11月1日)「朝鮮総督府事務分掌規程改正」朝鮮総督府訓令第88号、1943年12月1日(『朝鮮総督府官報』号外、1943年12月1日) |