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地域 | 朝鮮 |
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都市名 | 京城 |
解説 | 日中戦争期に設置された施設で、学校教員に皇国臣民教育のための講習をおこなった。1939年8月に設けられ、学務局長が所長を務めた。朝鮮総督府教学研修所規程によると「学校教員に対し、国体の本義に基く皇国臣民教育の真髄を会得せしめ、師道の振興及び教学の刷新を図る」ことを目的とした。研修科目は国民科、師道科、修練科であり、国民科は教育勅語に基いて「国体、日本精神、国民道徳、国史、国際情勢、国防等、特に国体観念を明徴ならしむるに必要なる事項」を扱った。師道科は皇国臣民教育者としての教養を深めるとして「教育精神、教育及び教授法、教育思想、日本教育史等、師道の振興に必要なる事項」を扱った。修練科は実践を通じて心身の錬成につとめるとして「武道、体操、教練、行事、作業等、日本精神及び教育精神の昂揚に必要なる事項」を扱った。入所できる者は教員で道知事か官立学校長の推薦がある者であり、原則として修了まで寮生活であった。 |
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参考資料 | 「朝鮮総督府事務分掌規程改正」朝鮮総督府訓令第45号、1939年8月3日(『朝鮮総督府官報』1939年8月3日)「朝鮮総督府教学研修所規程」朝鮮総督府令第60号、1939年4月20日(『官報』1939年6月29日) |