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地域 | 朝鮮 |
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都市名 | 京城 |
解説 | 山林資源の確保・経営と国有林の地籍確定は朝鮮総督府の山林政策の中心を占めていたが、当初から山林行政は本府の山林課(殖産局・農林局)と所属官署の営林廠によって分割されてきた。これを統一して管掌するために1926年6月に設置されたのが山林部である。山林部は林務課、林産課、造林課の3課からなった。林務課は1911年に公布された森林令実施に関する事項を主に掌り、営林署・林業試験所、国有林管理保護、火田整理、森林組合・林業団体、林業・砂防事業などの事項を管掌した。林産課は森林産業に関する事項を主管し、森林産物の処分、所伐・運材・流筏、貯木・製材、材木・木製品の処分、漂流材木に関する事項を管掌した。造林課は国有林野事業を掌り、国有林野の存廃区分境界査定・測量、国有林野の施業計画、国有林野の造林・砂防事業を管掌した。1932年7月に農林局が設置されたことで林政・林業が移管され、山林部は廃止された。 |
上位の階層 | |
参考資料 | ①「朝鮮総督府事務分掌規程中改正」朝鮮総督府訓令第22号、1926年6月14日(『朝鮮総督府官報』1926年6月14日)②「朝鮮総督府事務分掌規程中改正」朝鮮総督府訓令第46号、1932年7月27日(『朝鮮総督府官報』1932年7月27日)③李宇衍「朝鮮総督府の林野所有権整理と林政」『東洋文化研究』(学習院大学東洋文化研究所、第11号、2009年3月)④崔麟和「韓国における国有林の経営計画と施業の展開過程に関する研究」『北海道大学農学部演習林研究報告』第48巻第1号、1991年3月 |