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地域 | 朝鮮 |
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都市名 | 京城 |
解説 | 朝鮮総督府の鉄道経営は当初、所属官署に鉄道局が設置された。国有・私設両鉄道の管理監督を担ったが 、1917年7月31日、朝鮮国有鉄道は南満洲鉄道株式会社(満鉄)に経営委託された。朝鮮と満洲は「国境」を接していて、統一した鉄道経営が最適であると判断されたのである 。同時に、所属官署としての鉄道局は縮小され、朝鮮総督官房内に移管された。また、1919年8月の改編で鉄道部と改称した。朝鮮国有鉄道の満鉄への経営委託には、吉長鉄道(吉林―長春間)の存在があった。吉長鉄道は長春で満鉄本線と接続したが、満鉄はさらに、鉄道を朝鮮の会寧まで延伸し、朝鮮国有鉄道と接続することを企図していたのである。しかし実現せず、いっぽう、朝鮮総督府は朝鮮全土における産業開発に乗り出したため、鉄道経営は朝鮮総督府が直接担うことが得策と考えられ、1925年4月、朝鮮総督府による直接経営に復帰した。所属官署に鉄道局が再設置され、朝鮮国有鉄道および私設鉄道の管理監督を担った。のち、太平洋戦争末期である1943年11月の改編により、鉄道・船舶・航空をまとめて扱うため交通局が新設、鉄道局は廃止された。 |
上位の階層 | |
参考資料 | 鉄道局の官制と改編、廃止についてはRef:A03020867200/A15113758400/A01200130900/A03021212600/A03021554200/A01200537500/A03010088100を参照。「朝鮮総督ノ管理スル鉄道ノ業務ノ委託ニ関スル件」(勅令第90号、1917年7月28日『官報』、第1499号、1917年7月30日)。『朝鮮の鉄道』(朝鮮総督府鉄道局編、1928年6月)、Ref:A06032045200。加藤聖文『満鉄全史「国策会社」の全貌』(講談社選書メチエ、2006年)。 |
歴代長官 部局長等 |
人見次郎(1918年5月1日現在) |