トップページ > グロッサリー検索
地域 | 朝鮮 |
---|---|
都市名 | 京城 |
解説 | 朝鮮総督官房会計課の起源は1910年10月に設置された総務部会計局に遡る。会計局には経理課と営繕課が置かれ、経理課は出納及び用度、会計監査、官有財産、府中取締を扱い、営繕課は営繕に関する事務を扱った。1912年4月に総務部が官房総務局に改編されると、総務部会計局に代わって総務局会計課が設置された。1919年8月に総務局が庶務部に改編されると会計課も庶務部に引き継がれたが、1924(大正13)年12月の朝鮮総督府事務分掌規程改正により庶務部が廃止されると、それまでの庶務部会計課を引き継ぐ形で官房会計課が設置された。同規程により、会計課は出納及び用度、保管物、庁舎及び官舎等の小破修繕、府中取締に関する事項を所管した。1929(昭和4)年11月の事務分掌規程改正により、会計課は新たに地方営繕工事の監督に関する事項を所管することとなった。1943(昭和18)年12月の事務分掌規程改正により、会計課は新たに朝鮮総督府部内職員共済組合金銭出納に関する事項を所管した。会計課は敗戦まで総督官房内に設置され続けたが、敗戦による朝鮮総督府廃止とともに廃止された。 |
上位の階層 | |
参考資料 | 「朝鮮総督府事務分掌規程」(朝鮮総督府訓令第2号)『朝鮮総督府官報』第29号、1910年10月1日。「朝鮮総督府事務分掌規程改正」(朝鮮総督府訓令第27号)『朝鮮総督府官報』第475号、1912年3月30日。「朝鮮総督府事務分掌規程改正」(朝鮮総督府訓令第30号)『朝鮮総督府官報』号外、1919年8月20日。「朝鮮総督府事務分掌規程改正」(朝鮮総督府訓令第34号)『朝鮮総督府官報』号外、1924年12月25日。「朝鮮総督府事務分掌規程改正」(朝鮮総督府訓令第27号)『朝鮮総督府官報』号外、1929年11月8日。「朝鮮総督府事務分掌規程改正」(朝鮮総督府訓令第88号)『朝鮮総督府官報』号外、1943年12月1日。 |
歴代長官 部局長等 |
入江海平(1912年5月1日現在)/郡山智(1915年5月1日現在)/菊山嘉男(1920年7月1日現在)/岡崎哲郎(1923年7月1日現在)/園田寛(1925年7月1日現在)/穂積眞六郎(1926年7月1日現在)/張間源四郎(1928年7月1日現在)/菊山嘉男(1930年1月1日現在)/安井誠一郎・秘書課長臨時国勢調査課長兼務兼務(1933年1月1日現在)/澤慶治郎(1933年7月1日現在)/兒島高信(1935年7月1日現在)/藤本修三(1937年1月1日現在)/碓井忠平・人事課長兼務(1938年1月1日現在)/藤本修三(1938年7月1日現在)/高尾甚造(1939年7月1日現在)/丹下郁太郎(1940年8月15日現在)/柳生繁雄(1941年8月15日現在)/森長文(1942年7月1日現在)/吉良喜重(1943年7月1日現在) |