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地域 | 台湾 |
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都市名 | 台北 |
解説 | 山林課は、1924年12月25日、「台湾総督府官房並各局事務分掌規程」に基づいて林務課の後継部局として設置された。その職掌は、①林野の取締保護監督、②民有林の奨励監督、③保安林及び部分林に関する事項、④林産物処分に関する事項、⑤森林調査及び造林、⑥官行樟樹造林地の調査選定・植林、⑦樟樹造林に関する経済調査、とされた。山林課の設置以来、下部局は分化を繰り返しながら拡大しており、1927年1月に林政係と森林計画係が設置されたことを端緒に、1930年5月には林政係が監理係・治水保安林係に再編、さらに1943年10月時点では庶務・林政・林務・林産・森林計画・造林の六係体制となったことが確認できる。しかし、同年11月30日、勅令第897号「行政機構整備実施ノ為ニスル台湾総督府官制中改正ノ件」によって殖産局が廃局となると、山林課は新設された農商局に引き継がれることとなった。 |
上位の階層 | |
参考資料 | 「台湾総督府報」1924年12月25日(典蔵号0071023412e023)。「台湾総督府報」1927年1月19日(典蔵号0071030016a004)。「台湾総督府報」1930年5月6日(典蔵号0071030951a003)。「台湾総督府報」1943年10月8日(典蔵号0072030456a012)。「御署名原本・昭和十八年・勅令第八九七号・行政機構整備実施ノ為ニスル台湾総督府官制中改正ノ件」(Ref. A03022879099)。 |