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地域 | 台湾 |
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都市名 | 淡水・漁翁島・安平・打狗(高雄)・鵞鸞鼻・富基角・鼻頭角・基隆・白沙岬・北島・彭佳嶼・卑南(台東)・花蓮港・東吉嶼・査母嶼・塭港堆・三仙台・仙洞・八尺門 |
解説 | 航路標識に関する事務を掌った、台湾総督府逓信局の付属機関。1919年8月の官制改正(勅令第393号)により逓信局付属となり、同局海事課が事務を主管した。施設数は、既存の18か所(淡水、漁翁島、安平、打狗[1920年高雄に改称(台湾総督府告示第170号)]、鵞鸞鼻、富基角、鼻頭角、基隆、白沙岬、北島、彭佳嶼、卑南[同年台東に改称(同府告示第170号)]、花蓮港、東吉嶼、査母嶼、塭港堆、三仙台、仙洞)に加え、1923年4月に八尺門(同府告示第56号)へと増設され、計19ヵ所となった。各灯台には判任官の看守が置かれ、上官の指揮を承け航路標識の維持管理に従事するとされた。各灯台では灯台及び近傍の浮標、導灯等の維持管理に加え、気象観測に従事した。1924年12月の官制改正(勅令第427号)による逓信局の廃止をうけ、逓信局と台湾総督府鉄道部等との統合再編により新設された台湾総督府交通局に付属局課が変更された。 |
上位の階層 | |
参考資料 | 官制については、A03021213300(1919年8月)、A03021532000(1924年12月)を参照。「台北州基隆郡基隆港八尺門防波堤突端ニ灯台ヲ建設シ大正十二年四月五日ヨリ之ヲ点灯ス」台湾総督府告示第56号、1923年4月1日(『台湾総督府報』第2908号、1923年4月1日、典蔵号:0071022908a009)。台湾総督府交通局逓信部『逓信志 航路標識編』(台湾総督府交通局逓信部、1928年、75-84頁)。 |