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地域 | 日本 |
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都市名 | 東京 |
解説 | 外務省政務局は、1891年8月の外務省官制改正により設置された。これとともに改正された外務省分課規程により、外務省政務局は、外交信書及び訓令、政略に関する条約、条約の実行、万国会議、交際官(外交官)の職務及び権限、交際官の委任状信任状及び御親書、外国における内外人結婚、御雇い外国人に関する事項を所管した。1893年10月の外務省分課規程の改正では、取調局の廃止に伴い条約の解釈に関する事項が政務局の所管に移り、また、在帝国外国人、犯罪人引き渡しに関する事項が新たに政務局の所管となった。1913年6月の外務省分課規程改正により政務局の下には第一課と第二課が置かれ、第一課は局所管のうちアジアに関する事項、第二課は局所管のうちアジア以外に関する事項を所管することとなった。1919年7月の外務省分課規程改正により政務局は第一課、第二課、第三課の三課体制となり、所管のうち中国、香港、澳門、暹羅に関する事項が第一課、ヨーロッパ諸国及びその海外領土に関する事項が第二課、南北アメリカ諸国及びその海外領土に関する事項が第三課の所管となった。1920年10月の外務省官制改正により外務省政務局は廃止され、代わって亜細亜局と欧米局の2局が設置された。 |
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参考資料 | 外務省百年史編纂委員会編『外務省の百年』原書房、1969年、191-264・997-1022頁。 |
歴代長官 部局長等 |
栗野慎一郎(1891年8月16日-1894年7月28日)/加藤高明(1894年7月28日-1894年12月28日)/小村寿太郎(1894年12月28日-1895年10月17日)/本野一郎・局長心得(1895年10月17日-1895年10月22日)/中田敬義(1895年10月22日-1898年10月29日)/早川鉄冶(1898年10月29日-1898年11月12日)/内田康哉(1898年11月12日-1901年9月21日)/山座円次郎・局長心得(1901年9月21日-1901年12月23日)/山座円次郎(1901年12月23日-1908年6月6日)/倉知鉄吉(1908年6月6日-1912年5月8日)/阿部守太郎(1912年5月8日-1913年9月2日) |