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地域 | 日本 |
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都市名 | 東京 |
解説 | 1908年12月に外務省分課規程改正で政務局は三課編成とされ、第一課はアジアに関する事務を所掌するとされた。1913年6月の外務省分課規程改正によって政務局は三課から二課編成に改められた後も第一課はアジア、第二課はそれ以外と一課の所掌は変わらなかった。1919年7月の外務省分課規程改正により政務局は再び三課編成となり、中国、香港、マカオ、シャムに関する事項が第一課の担当であった。対中政策が主管であり、同時に中国をめぐる列強との関係も担当した。出淵勝次や小村欣一、木村鋭市などが課長を務め、1920年代の国際協調外交、対米外交路線を準備した。1920年10月の外務省官制改正により外務省政務局は廃止されて代わって亜細亜局と欧米局の2局が設置されたが、政務局第一課の所管は亜細亜局に引き継がれた。 |
上位の階層 | |
参考資料 | 「13.改正外務省分課規程/41年外務省分課規定」(アジ歴Ref:B15100744100)。外務省百年史編纂委員会編『外務省の百年 上巻』原書房、1969年、253~264・997~1022頁。秦郁彦編『日本官僚制総合事典 :1868-2000』東京大学出版会、2001年、38頁。中谷直司『強いアメリカと弱いアメリカの狭間で―第一次世界大戦後の東アジア秩序をめぐる日米英関係』千倉書房、2016年。 |
歴代長官 部局長等 |
芳沢謙吉(1908年12月16日-1910年2月1日)/岡部三郎(1910年2月1日-1911年3月31日)/出淵勝次(1911年3月31日-1914年8月6日) |