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地域 | 南洋群島 |
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都市名 | コロール島・ポナペ島・サイパン島・トラック島・ヤルート島・ヤップ島 |
解説 | 南洋観測所は、南洋庁に附置され、南洋群島において気象観測を行った機関である。1922年4月1日「南洋庁官制」にもとづき南洋庁が設置されると、それまで観測を行っていた海軍の臨時南洋群島防備隊は廃止され、同年10月パラオ諸島コロール島に南洋庁観測所が開設された。その後、サイパン、ポナペ、トラック、ヤルート、ヤップの5島に出張所が、さらにオレアイ、ウルシイ、パガン、トコベ、クサイ、ウオッヂエ、エニウェタックの7島には分室が開設され、その他南洋庁長官より指定を受けた各官署でも簡易観測が実施された。気象観測も、一般気象観測だけでなく、上層気象や海洋気象、地磁気及び地震などの観測も行われることとなった。観測所長には技手(専任・判任官)が充てられた。1938年7月12日に南洋庁本庁から独立し、南洋庁気象台に改称されることとなった。 |
上位の階層 | |
参考資料 | Ref.A02030050700、A01200215900。山本晴彦『帝国日本の気象観測ネットワークⅢ―水路部・海軍気象部―』農林統計出版、2017年、253-259頁。山本晴彦『帝国日本の気象観測ネットワークⅡ―陸軍気象部―』農林統計出版、2015年、31-32頁。 |
歴代長官 部局長等 |
大和隆(1924年7月1日現在)/川崎英男(1934年8月1日現在) |