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地域 | 南洋群島 |
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都市名 | コロール島 |
解説 | 熱帯産業研究所は産業試験場を前身とした機関。パラオ諸島コロール島に設置された。1936年9月16日「南洋庁熱帯産業研究所官制」にもとづき設置。長官のもとに属し、所長が長官の指揮監督を受けて庶務を行った。主に熱帯における農業、畜産業、林業及び鉱業に関する研究調査を行った。熱帯産業所事務分掌規程において、熱帯産業研究所に農林部、鉱業部及び庶事課を置いた。また、熱帯産業研究所支所事務分掌規程において、支所に庶務係、農業係、林業係を置くと定めた。支所には支庁長を置き、支庁長は技師または技手が充てられた。1937年7月の官制改正で職員を増員。1942年1月まで増員を重ねながら事業を拡大した。地質、地下水、珊瑚礁、石灰岩などの研究で成果をあげた。1944年6月の官制改正を最後に、日本敗戦後は実効性を喪失した。 |
上位の階層 | |
参考資料 | 「南洋庁熱帯産業研究所官制」南洋庁勅令第330号、1936年9月16日(『官報』第2915号、1936年9月17日)「南洋庁熱帯産業研究所事務分掌規程左ノ通定ム」南洋庁訓令第9号、1936年9月16日(『南洋庁公報』号外、1936年9月17日)「南洋庁熱帯産業研究所支所事務分掌規程左ノ通定ム」南洋庁訓令第20号、1936年9月16日(『南洋庁公報』号外、1936年9月17日)「南洋庁熱帯産業研究所官制中左ノ通改正ス」南洋庁勅令第311号、1937年7月7日(『官報』第3152号、1937年7月7日)日本地学史編纂委員会著「日本地学の展開(大正13年~昭和20年)その2 : 「日本地学史」稿抄」東京地学協会、2001年、383頁。 |
歴代長官 部局長等 |
蘆澤安平(1937年1月1日現在) |