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地域 | 南洋群島 |
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都市名 | コロール島・ポナペ島・サイパン島 |
解説 | 産業試験場は南洋庁拓殖部産業課が群島の気候風土において産業の改良増殖を図ることを目的にパラオ諸島コロール島に設置した機関。1922年3月31日「南洋庁産業試験場官制」にもとづき設置。長官の管理に属し、農産、林産、及び畜産に関する調査、講習などを行った。南洋庁産業試験場事務分掌規程において、産業試験場に農業部、畜産部、林業部、庶務部の四部を置いた。1926年の官制改正で職員の技師、技手、書記を増員。同年6月には東カロリン群島ポナペ島に分場を設置し、水稲及び薬草に関する調査試験を行った。1930年の官制改正でさらに職員を増員。マリアナ群島サイパン島に分場を設置し、糖業に関する調査試験を行った。1936年9月17日「熱帯産業研究所官制」で産業試験場は廃止。職員は熱帯産業研究所職員として引き続き業務を行った。 |
上位の階層 | |
参考資料 | 「南洋庁産業試験場官制」南洋庁勅令第110号、1922年3月30日(『官報』第2896号、1922年3月31日)「南洋庁産業試験場事務分掌規程左ノ通定ム」南洋庁訓令第39号、1923年9月20日(『南洋庁公報』号外、1923年9月20日)「南洋庁産業試験場官制中左ノ通改正ス」南洋庁勅令第98号、1926年5月5日(『官報』第4108号、1926年5月6日)「南洋庁産業試験場ノ位置ヲ左ノ通定ム」南洋庁告示第5号、1923年4月1日(『官報』号外、1924年3月5日)「南洋庁産業試験場分場ノ名称、位置左ノ通定ム」南洋庁告示第7号、1926年6月28日(『官報』第4199号、1926年8月21日)「南洋庁産業試験場分場ノ名称、位置左ノ通定ム」南洋庁告示第8号、1930年5月17日(『官報』第1088号、1930年8月14日)南洋庁官々房編「南洋庁施政十年史」南洋庁長官々房、1932年、223-234頁。 |
歴代長官 部局長等 |
江口光雄(1922年6月24日~1926年7月15日)/江口光雄・産業課長兼務(1922年4月1日~1924年12月25日)/江口光雄・拓殖課長兼務(1924年12月25日~1926年7月15日)/中西助一・拓殖課長兼務(1926年7月15日~1932年2月15日)/粟野亀蔵・場長事務取扱(1932年2月15日~8月30日)/粟野亀蔵(1932年8月30日~1936年9月16日) |