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地域 | 南洋群島 |
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都市名 | コロール島 |
解説 | 南洋庁に設置された内局の一つ。南洋庁は、日本が第一次世界大戦の際に占領し、国際連盟の委託を受けて統治した南洋群島に設置された組織。1922(大正11)年3月31日に「南洋庁官制」が制定され(勅令第107号)、官房・内務部・財務部・拓殖部の設置が規定された。拓殖部には、産業課と通信課が置かれた。前者は農商工業および水産業に関する事項に加え、博覧会や産業試験場に関する事務を取り扱った。また、特筆すべき分掌としては、移民に関する案件を扱った。後者は、郵便・電信・為替・貯蓄の事項を担当した。1924(大正13)年の内地・外地の行政整理に伴い、「南洋庁官制」は改正され、部制が廃止となり前述の分掌事務は、拓殖・通信課などに引き継がれる。1936(昭和11)年12月に、南洋庁の分掌事務の多角化を理由として内務・拓殖部が復活すると、同部には農林・商工・水産・交通・逓信の各課が設置された。 |
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参考資料 | 「南洋庁官制」(大正11年3月31日勅令第107号)「南洋庁官制改正」(大正13年勅令第453号、昭和11年勅令第442号、昭和18年勅令860号)「南洋庁官制中改正ノ件」(国立公文書館収蔵「枢密院会議筆記」請求番号:枢D00773100・枢D00556100) |
歴代長官 部局長等 |
堀口満貞・財務部長兼務(1922年7月1日現在)/高橋進太郎(1937年1月1日現在)/堂本貞一・拓殖部長事務取扱・内務部長兼務(1940年2月1日現在)/中村鷹祐(1940年8月15日現在)/多田仁已(1943年7月1日現在) |