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地域 | 樺太 |
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解説 | 樺太庁観測所は1918年、樺太庁観測所官制にもとづいて設置された機関。気象観測に関する事務を所掌した。職員に所長、技師、技手が置かれた。27年、庶務及び会計事務の繁激に伴い、書記一名を増員した。これにより、書記は庶務及び会計事務を分掌し、技手は気象に関する統計、調査及び報告に関する事務を分掌することとなった。29年、上層気象調査、無線技術員設置に伴い技手を増員。その後、事業の拡充に伴い、技師、技手ともに増員された。1941年、樺太庁観測所の機構を拡充し、樺太庁気象台とした。43年、行政一元化による内地編入で、樺太庁における気象事業は文部省に移管され、樺太庁気象台は樺太地方気象台に再編された。支所は当初、真岡、本斗、落合、敷香の4個所に置かれ、41年4月時点では8箇所に増設された。文部省移管後には、大泊、敷香、本斗、真岡、落合等11箇所に測候所が置かれたほか、ラジオシーリング観測地点として敷香測候所が設定された。 |
上位の階層 | |
参考資料 | 樺太庁観測所官制とその改正についてはA0120014600(1918年5月)、A01200181400(1920年9月)、A01200565300(1927年5月)、A01200594700(1929年5月)、A01200717300(1936年7月)、A02030006400(1937年7月)、A02030116600(1939年2月)、A02030117400(1939年8月)。A02030292900(1941年4月)を参照。樺太庁気象台官制についてはA02030294000(1941年9月)を参照。文部省への移管についてはA14101085700(1943年3月)を参照。 |
歴代長官 部局長等 |
野田為太郎(1919年5月1日現在)/重富剛策(1928年7月1日現在)/杉山一之(1942年7月1日現在) |