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地域 | 樺太 |
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解説 | 樺太庁鉄道事務所は、1918年、樺太庁鉄道事務所官制にもとづき設置され、鉄道及び付帯業務、軽便鉄道、軌道監督を所掌した。職員に所長、鉄道事務官、鉄道技師、鉄道書記、鉄道技手を置き、庶務課、経理課、営業課、工務課、工作課の5課で事務を分掌した。各駅に鉄道事務員を配し、大泊、豊原、榮濱の駅長に鉄道書記を置いた。その後、鉄道網の整備拡充、事務分掌の再編等に伴い、職員数、職員配置が適宜調整された。36年12月、交通部鉄道課の新設に伴う事務分掌の調整で、庶務係、経理係、運輸係、車輛係、保線係の5係に再編され、主に旅客及び荷貨物の輸送に関する事項や、車輛の管理に関する事項、線路、電線、電気通信施設の保守管理に関する事項を掌った。再編以後も、業務の整備に伴い職員数は適宜調整された。43年、内地編入による組織再編で鉄道省樺太鉄道局が設置されるに伴い、樺太庁鉄道事務所は廃止された。 |
上位の階層 | |
参考資料 | 樺太庁鉄道事務所官制はA01200146900(1918年6月)、同管制の改正については、A01200161600(1919年5月)、A01200162400(1919年12月)、A01200181600(1920年10月)、A01200200500(1921年5月)、A01200215200(1922年6月)、A01200512800(1923年3月)、A01200528900(1924年12月)、A01200552200( 1926年4月)、A01200565800(1927年5月)、A01200581100(1928年7月)、A01200594900(1929年7月)、A01200610500(1930年6月)、A01200611100(1930年11月)を参照。交通部鉄道課の設置に伴う分掌調整についてはA01200717700(1936年12月)を参照。以後の官制改正については、A02030006300(1937年12月)、A02030049200(1938年10月)、A02030118300(1939年10月)、A02030291700(1941年3月)、A02030294800(1941年11月)を参照。1943年の樺太庁の内地編入に伴う行政財政措置については、A03010099600(1943年1月)を参照。 |
歴代長官 部局長等 |
相良歩・内務部長兼務(1919年5月1日現在)/土屋紋藏(1921年7月1日現在)/田中惠(1925年7月1日現在)/栂野棟次郎(1927年7月1日現在)/大島忠康(1930年7月1日現在)/草野虎一(1937年7月1日現在)/草野虎一・豊原鉄道事務所長(1941年8月15日現在)/箭内省三・敷香鉄道事務所長(1941年8月15日現在) |