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地域 | 満洲国 |
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都市名 | 新京 |
解説 | 国務院司法部刑事司は1934年3月の司法部の組織改正により法務司が民事司・刑事司に分かれて設置され、刑事に関する事項・刑事の裁判事務および検察事務に関する事項・恩赦に関する事項・犯罪人引渡しに関する事項を管掌することとされた。1937年の治外法権撤廃までは主要刑事諸法規立案への協力など主として立法事業を行った。立法事業が一段落すると治安事件処理の改善に着手し、それ以前には関東軍・警察が「現地処分」することが多かった抗日運動者を司法裁判機関が処理するよう、1938年5月に裁判所に治安庭が、同6月に司法部刑事司に思想科が設けられた。 |
上位の階層 | |
参考資料 | 官制については、「満洲国政府公報日譯」A06031000000を参照。「国務院各部官制中改正」教令第21号、1934年3月15日(『政府公報日訳』1934年3月15 日、第10号、A06031010800、65~66画像目)。「治安庭ノ設置並ニ之ニ伴フ特別手続ニ関スル件」勅令第101号、1938年5月12日(『政府公報』1938年5月12日、第1226号、A06031002700、381画像目)。満洲国史編纂刊行会編『満洲国史 各論』満蒙同胞援護会、1971年、400~403頁。郭卿友主編『中華民國時期軍政職官誌』下、甘粛人民出版社、1990年、1786、1795頁。荻野富士夫『治安維持法関係資料集』新日本出版社、1996年、第4巻、762頁。 |
歴代長官 部局長等 |
刑事司長 飯塚敏夫 1934年3月26日~前野茂 1937年7月24日任国分友治 1939年9月24日~1940年12月19日辞北村久直 1941年1月23日任太田耐造 1942年9月1日任杉原一策 1944年12月25日~1945年8月15日 |