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地域 | 満洲国 |
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都市名 | 新京 |
解説 | 大同学院は満洲国の一般官吏の研修、養成機関であり国務院に属した。満洲国の指導的立場に立つ官吏養成機関であった自治訓練所を基盤として、1932年7月11日教令第60号に基づいて国務院総務庁の管轄下に設置された 。当初の校長は駒井徳三であり、校舎は首都新京に建てられた。1938年10月27日には勅令第251号によって、組織改革が行われた 。従来、総務庁の管理であった大同学院は総務庁から独立して国務院総理大臣の管理となった。また、1部と2部に分けられ、第1部は大学および専門学校卒業生または現職官吏より採用、第2部は高級中学校卒業生および現職官吏より採用とされた。大同学院には、日本人、漢人、モンゴル人、朝鮮人などが在籍したが、第1部は日本人が多く、第2部は漢人が多かったという 。現職の管理は在職のまま就業し、学校卒業者は委任部に任官して終業後に各官庁に就任した。 |
上位の階層 | |
参考資料 | 「大同学院官制」教令第60号、1932年7月11日(『満洲国政府公報日譯』第23号、1932年7月11日)アジ歴Ref:A06031008800。「大同学院官制中修正ノ件」勅令第251号、1938年10月27日(『満洲国政府公報日譯』第1367号、1936年10月27日)アジ歴Ref:A06031003200。「大同学院」(槻木瑞生執筆)貴志俊彦・松重充浩・松村史紀『20世紀満洲歴史辞典』吉川弘文館、2012年、336-337頁。 |
歴代長官 部局長等 |
駒井徳三・兼任(1932年7月11日現在)/阪谷希一・兼任(1932年10月11日現在)/遠藤柳作・兼任(1933年10月19日現在)/井上忠也・兼任(1935年4月1日)/松本侠(1944年10月2日現在) |