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地域 | 関東州 |
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都市名 | 旅順 |
解説 | 臨時国勢調査課は、1930年10月の国勢調査に際し設置された関東長官官房の臨時機関である。国勢調査は1920年10月1日に第1回本調査が行われ、10年後の1930年10月1日に第2回本調査が行われた。第2回本調査における中央機関として、関東長官官房に臨時国勢調査課を設置、課長1人、産業主事1人、属5人、雇若干人が置かれ、本調査の計画、審査、集計及び編纂等の任にあたらせた。また地方機関も設置、地方国勢調査部長、地方国勢調査委員長、地方国勢調査参与員、国勢調査委員が置かれ、それぞれ調査や事務にあたらせた。調査地域は関東州及び南満洲鉄道附属地内とされ、氏名など13項目の調査が行われ、1920年本調査や1925年簡易調査にはなかった、所属産業に関する項目が新たに加えられた。1931年には本調査の結果として、臨時国勢調査課による概数報告が速報発表されている。後に調査課と改称された。 |
上位の階層 | |
参考資料 | 関東局(編)『関東局施政三十年史』上巻、原書房、1974年、34-35頁。関東長官官房調査課(編)『関東庁国勢調査』(昭和5年記述篇)1-6頁。 |
歴代長官 部局長等 |
田邊秀雄・兼務(1931年1月1日現在)/専任(1932年7月1日現在) |