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地域 | 関東州 |
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都市名 | >大連/沙河口/金州 |
解説 | 関東州の農事に関する業務を行った、関東都督府の機関である。1906年11月18日関東都督府令第30号により、関東都督府に農事試験場が設置、職員は場長1人、助手若干人、書記若干人が置かれ、民政部庶務課殖産係員があてられた。1913年12月には場長1人、技術員若干人、事務員若干人に改正された。主に農業や畜産に関する試験や配布、分析、鑑定及び講習などの業務が行われた。農事試験場ははじめ大連西公園に置かれたが、敷地の狭隘化や地勢の不均一のため、1918年3月に沙河口に移転するとともに、蚕業試験場を独立させた。また1911年5月には金州城内薜家街に金州分場を設置し、畜産に関する業務を取り扱わせたが、1916年4月金州民政署に移管された。1919年4月関東庁農事試験場に改称された。 |
上位の階層 | |
参考資料 | 農事試験場の沿革については、関東局(編)『関東局施政三十年史』上巻、原書房、1974年、363頁、及び関東局官房文書課(編)『昭和十年関東局要覧』1935年、296頁。官制については、『官報』第7024号、1906年11月27日、及び『官報』第435号、1914年1月13日。分場については、『官報』第8370号、1911年5月19日、及び『官報』第1105号、1916年4月11日。 |
歴代長官 部局長等 |
永岡堯(1908年5月1日現在)小川萬・場長心得(1910年5月1日現在)木下義道(1914年5月1日現在) |