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地域 | 朝鮮 |
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解説 | 朝鮮総督府陸軍志願者訓練所は、朝鮮総督の管理に属し、陸軍特別志願者令第1条の規定により、陸軍の兵役に服することを志願した者に対して心身の鍛錬その他の訓練を施す所であった。1938年4月3日、勅令156号によって設置。訓練所には次の職員が置かれた。所長、教授専任1名、助教授専任2名、書記専任1名。所長には朝鮮総督府高等官が充てられ、朝鮮総督の指揮監督を承け、所務を掌理した。教授及び助教授は上官の指揮を承け訓練を掌った。書記は上官の指揮を承けて庶務に従事した。1939年4月、1940年8月、1942年4月、1943年6月の4度の官制改正により、徐々に職員数が増加。最終的には教授専任は6名、助教授専任は41名、書記専任は6名となった。また、1942年4月の官制改正時に、陸軍志願者訓練所の名称及び位置は朝鮮総督によって定められることが規定された。1944年4月21日に朝鮮総督府軍務予備訓練所設置されると、陸軍志願者訓練所は廃止された。 |
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参考資料 | 「朝鮮総督府陸軍志願者訓練所官制」勅令第156号については、A02030032200(1938年3月)を参照。「朝鮮総督府陸軍志願者訓練所官制改正」については、A02030100900(1939年3月)、A02030182000(1940年8月)、A03010017700(1942年4月)、A03010084300(1943年5月)を参照。「朝鮮総督府軍務予備訓練所官制」勅令297号については、A03022284600(1944年4月)を参照。 |