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地域 | 朝鮮 |
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都市名 | 京城 |
解説 | 朝鮮半島の歴史を編纂するために設けられた組織。1910年、朝鮮半島の旧慣習制度調査事業が取調局において始まり、1915年に調査事業が中枢院に移管されると編纂課が設けられ、朝鮮史の編纂が始まった。1922年、史料採集の強化のため「朝鮮史編纂委員会規程」が発布されて朝鮮史編纂委員会が設けられ、朝鮮史の編纂及び資料の蒐集が行われた。1925年、調査の進展によって組織の拡大強化が唱えられ、「朝鮮史編修会官制」が公布されて朝鮮史編修会が発足した。朝鮮史編修会は朝鮮総督の管理に属し、朝鮮史料の蒐集及び編纂、朝鮮史の編修にあたった。会長は政務総監が務め、若干の顧問と朝鮮総督が奏請し、内閣が任命する委員で構成される委員会が編纂方針を決定し、修史官らが実際の編修事務を担当した。1940年までに新羅統一以前から朝鮮時代後期に至る『朝鮮史』6編35冊と総目録・索引、『朝鮮史料叢刊』『朝鮮史料集真』が編纂された。 |
上位の階層 | |
参考資料 | 朝鮮史編修会の官制については、A03021567600を参照。1938年、事業縮小のために修史官の定員を減らしている(A03022215500)。「朝鮮史編纂委員会規程」朝鮮総督府訓令第64号、1922年12月4日(『朝鮮総督府官報』第3094号、1922年12月4日)。「朝鮮史編纂委員会規程廃止」朝鮮総督府訓令第37号、1925年6月8日(『朝鮮総督府官報』号外、1924年6月8日)。朝鮮総督府朝鮮史編修会編『朝鮮史編修会事業概要』(朝鮮総督府朝鮮史編修、1938年、1-156頁)。 |
歴代長官 部局長等 |
朝鮮史編修会委員一覧(会長:1925年~1945年、その他:1925年~1942年)【会長】(政務総監)下岡忠治 1925年6月6日 ~1925年11月22日湯浅倉平 1925年12月3日~1927年12月23日池上四郎 1927年12月23日~1929年4月4日児玉秀雄 1929年6月22日 ~1931年6月19日今井田清徳 1931年6月19日 ~1936年8月5日大野緑一郎 1936年8月5日~1942年5月29日田中武雄 1942年5月29日~1944年7月24日遠藤柳作 1944年7月24日~1945年10月24日【顧問】李 完 用 1925年7月20日 ~1926年2月12日権 重 顕 1925年7月20日 ~1934年3月19日朴 泳 孝 1925年7月20日~1939年9月20日内藤虎次郎 1925年9月22日 ~1934年6月26日服部宇之吉 1925年9月22日 ~1939年7月11日黒板勝美 1925年9月22日~山田三良 1933年9月8日~1936年1月16日李 允 用 1934年4月17日 ~速水 滉 1936年3月7日 ~【委員】生田清三郎 1925年7月20日~1929年11月8日篠田治策 1925年7月20日 ~李 軫 鎬 1925年7月20日 ~1929年1月19日小田省吾 1925年7月20日 ~劉 猛 1925年7月20日~1930年3月21日魚 允 迪 1925年7月20日~1935年3月7日今西 龍 1925年7月20日 ~1932年5月20日山崎真雄 1925年7月20日 ~1928年3月30日李 能 和 1925年7月20日 ~李 秉 韶 1925年7月20日 ~尹 寧 求 1925年7月20日 ~高武公美 1928年5月22日~1929年10月28日崔 南 善 1928年12月20日~今村武志 1929年12月4日~1931年7月22日武部欽一 1929年12月5日~1931年7月1日張間源四郎 1930年1月18日~1932年2月12日林 繁蔵 1930年7月15日~1937年10月30日牛島省三 1931年11月7日~1936年5月21日林 茂樹 1931年11月7日~1933年8月4日大谷勝真 1931年11月7日~ 松本伊織 1932年3月4日~1934年11月5日藤田亮策 1933年4月13日 ~渡辺豊日子 1933年9月8日~1936年5月21日大竹十郎 1936年6月3日~富永文一 1936年6月3日~1937年7月3日水田直昌 1937年11月9日 ~【修史官】稲葉岩吉 1925年6月25日 ~1937年6月26日藤田亮策 1925年6月25日 ~1926年6月23日洪 憙 1925年6月25日 ~1935年1月7日中村栄孝 1928年12月27日~1937年6月26日末松保和 1935年4月13日 ~1935年6月8日葛城末治 1936年8月22日 ~1937年3月31日申 奭 鎬 1938年9月22日 ~ |