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地域 | 朝鮮 |
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都市名 | 京城 |
解説 | 朝鮮総督府刑務所は、朝鮮において受刑者などを拘禁していた施設。1923年4月、それまであった監獄の名称を、刑務所へと変更した。これにともない監獄医は、保健技師または保健技手に改められた。1923年末の行政整理により、朝鮮における刑務所の数は、刑務所10か所と支所16か所になった。1936年10月現在の朝鮮総督府監獄事務分掌及庶務に関する規程(法令には監獄の名称が残っていた)によれば、刑務所には、人事に関する事項や庁印及官印の管守に関する事項などを担当する庶務係、看守の訓練及点検に関する事項や刑務所の規律に関する事項などを担当する戒護係、作業の企画及経営に関する事項や職業訓練に関する事項などを担当する作業係、在所者の教誨及教育に関する事項や釈放者の保護に関する事項を担当する教務係、刑務所の衛生に関する事項や在所者の保健、医療及調剤に関する事項を担当する医務係が置かれた。ただし、京城刑務所や西大門刑務所などの大規模な刑務所には、庶務課、戒護課、作業課、教務課、医務課が置かれた。 |
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参考資料 | 朝鮮総督府法務局『朝鮮司法一覧 昭和11年調査』1936年、39-44頁。 |