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地域 | 朝鮮 |
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都市名 | 京城 |
解説 | 中央試験所は、工業に関する試験、分析及び鑑定を行う機関。1912年3月27日、「朝鮮総督府中央試験所官制」(勅令第三六号)にもとづき設置された。職員は、所長、技師3名(奏任)、書記・技手6名(判任)だった。1920年1月の事務分担表によれば、歳入歳出・庶務物品会計を担う庶務係、鉱物分析・有機分析を担う分析試験部、製紙試験・動植物油試験などを担う応用化学試験部、色染試験・染織試験などを担う染織試験部、陶磁器試験・煉瓦セメント試験などを担う窯業試験部、薬酒及び清酒醸造試験・ウイスキー及び果実酒醸造などを担う醸造試験部、製薬試験・飲食衛生的分析などを担う衛生試験部があった。朝鮮における工業の発達に合わせて職員数は増加し、1941年3月の官制改正で、技師8名、属3名、技手17名となった。また、1941年には、分析、試験及び鑑定の依頼は、年間1600余件、3300項目を超えた。 |
上位の階層 | |
参考資料 | Ref:A03020928200で、朝鮮総督府中央試験所官制制定。Ref:A01200177400で、中央試験所各部事務分担表。Ref:A02030271800で、1941年3月の朝鮮総督府中央試験所官制改正。 |