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地域 | 朝鮮 |
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解説 | 種馬牧場は、朝鮮における馬の改良増殖を図るための機関。1932年、「朝鮮総督府種馬牧場官制」(勅令第330号)により、設置された。1932年の官制によれば、1)種馬の改良、蕃殖、育成及び調教、2)種牡馬の種付及貸付、3)馬産に関する諸般の調査の事務を掌った。職員は、場長、技師1人(奏任)、屬・技手2人(判任)がいた。種馬牧場事務分担表によれば、技師は場務の統括、屬は庶務及び会計、技手は、種馬の蕃殖及び改良に関する事項、種牡馬の育成及び調教に関する事項、種牡馬の種付及び貸付に関する事項、産馬に関する諸般の調査を分担することとなっていた。1937年から朝鮮馬政拡充計画が実施され、毎年、多数の優良種牝馬を内地から購入し民間に貸付することが予定された。このため1938年9月には事業拡張のため官制改正が改正され、職員が増加し、多数の種牡馬及び基礎牝馬の購入、飼育管理の向上、肥料の自給自足を目的とする飼料作物の栽培等の事業にあたることとなった。 |
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参考資料 | 朝鮮総督府種馬牧場官制については、A01200635000。1938年の官制改正については、A02030036300。 |