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地域 | 朝鮮 |
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解説 | 穀物検査所は、朝鮮における穀物の検査機関。1932年9月に「朝鮮総督府穀物検査所官制」(勅令第264号)に基づき設置された。1932年の穀物検査所官制によれば、1)穀物及び叺の検査に関する事項、2)穀物の検査、貯蔵及び調整の研究及び調査に関する事項、3)穀物及び叺の価格の調査に関する事項を掌った。穀物検査所の本所は京城に置かれ、穀物及び叺の検査の事務を分掌させるため地方に穀物検査所の支所を置いた。当初、支所は仁川、群山、木浦、釜山、鎭南浦、元山の6か所に置かれ、職員は、所長、技師8人(奏任)、屬14人(判任)、技手515人(判任)だった。支所には、さらに出張所も置かれ、1937年度には、229ヶ所の出張所が設置され、職員総数は990人に増加し、穀物等の検査数は6300万個以上におよんだ。朝鮮における主要食糧の国家管理実施を受けて、1943年9月1日に朝鮮総督府食糧管理所官制が制定されたことにともない、穀物試験所は廃止された。 |
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参考資料 | 朝鮮総督府穀物検査所官制については、A01200634800。1937年度における穀物検査所現況については、A02030036800。穀物検査所官制廃止については、A03010087700。 |