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地域 | 朝鮮 |
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解説 | 獣疫血清製造所は、家畜伝染病の予防接種及び血清の製造等を行う機関。1918年3月、「朝鮮総督府獣疫血清製造所官制」(勅令第三一号)にもとづき設置された。それまであった農商務省所管の牛疫血清製造所を、朝鮮総督府の管理に移し業務を拡張して設置。家畜伝染病の予防接種液及び血清の製造並びに試験に関する事項、家畜伝染病の調査及び試験に関する事項、痘苗の製造及び試験に関する事項、家畜伝染病の予防接種液及び血清、痘苗並びにその副産物の配付及び販売に関する事項を担った。職員は、所長、技師2名(奏任)、書記・技手7名(判任)だった。1939年の事務分担別定員配置表によれば、文書の接受・発送及び保存に関する事項を担う庶務課、牛疫血清の製造に関する事項や牛疫予防液の製造に関する事項などを担う事業部、各種濾過性伝染病の調査研究に関する事項などを担う調査部があった。1942年に家畜衛生研究所が設置されると、獣疫血清製造所は廃止された。 |
上位の階層 | |
参考資料 | Ref: A01200139800で、朝鮮総督府獣疫血清製造所官制制定。Ref: A03010017900で、朝鮮総督府家畜衛生研究所官制制定。Ref: A02030104300で、獣疫血清製造所事務分担別定員配置表。 |