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地域 | 朝鮮 |
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都市名 | 京城 |
解説 | 大韓帝国期には煙草・紅蔘・塩に関する業務は度支部においておこなわれていたが、1910年の韓国併合によって専売局が所属官署として設置され、これらの業務が移管された。総督府財源確保のための官業経営である。当初は、庶務課、蔘政課、塩務課で構成され、主に紅蔘と塩を扱っていたが、2年後の1912年には専売局は廃止、業務は度支部司税局に移った。さらに1915年には司税局の廃止にともなって度支部に専売課が新設された。1919年には度支部の廃止により、専売課は財務局に移管され、また「阿片取締令」によりアヘンの収納と販売が管掌業務に加えられた(1925年~警務局、1929年~専売局が管掌)。1921年7月から煙草の製造専売制度(朝鮮煙草専売令)が施行されるにあわせて専売局が再設置され、以後敗戦までこれらは専売局の取り扱いであった。 |
上位の階層 | |
参考資料 | ①A06032019500(現行朝鮮総督府法規提要 第一編)②田中正敬「植民地朝鮮における専売制度―塩業を中心に 未公開資料朝鮮総督府関係者録音記録(12)」『東洋文化研究』(学習院大学東洋文化研究所、第13号、2011年3月)pp402-403. |