朝鮮

京城

1906（明治39）年6月の統監府鉄道管理局官制（勅令第176号）により設置された。統監府鉄道管理局は統監の管理に属し、韓国における鉄道の建設、改良、保存及び付随する業務を担当し長官は勅任であった。鉄道管理局には総務部、工務部、運輸部の三部が置かれ、部長には事務官もしくは技師が充てられた。局長は統監の命令によるのみならず、韓国駐屯軍司令官の要求に応じて軍事輸送を始めとした軍事上必要な措置を取った。1906年7月に官制改正により、京義線及び馬山線の建設と改良に関する事務のため臨時鉄道建設部が設置された。（勅令第192号）1907（明治40）年3月に臨時鉄道建設部を廃し、官制を改正して鉄道管理局に臨時建設部を設置した。（勅令第55号）1909（明治42）年6月に鉄道管理局は廃止され、人員は統監府鉄道庁に引き継がれた。（勅令第160号）鉄道庁には鉄道庁事務分掌規程（訓令第15号）により運輸課、工務課、建設課、工作課、計理課、庶務課が設置された。

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官制については、A03020677800。臨時鉄道建設部の設置は、A03020679400。官制改正による臨時建設部設置は、A03020707000。廃止については、A03020802800。分掌規程については、韓国統監府『公報』第106号付録、1909年6月19日、1頁。

古市公威／大屋権平