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地域 | 朝鮮 |
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都市名 | 京城 |
解説 | 日本が韓国を支配するために設置した統治機構。1905年11月17日、第二次日韓協約を結び韓国の外交権を剥奪し、統監及び理事官を置いた。同月21日、統監府を京城に設置し、統監には伊藤博文が就任した。統監は天皇に直隷し、韓国において日本政府の代表となり、また、韓国の外交に関する事項を統轄した。さらに、必要に応じて韓国守備軍への指揮権が統監に付与された。統監府が設置されるまでに、日本は韓国に対して、防衛・外交・財政・交通・通信・拓殖の諸分野への影響力を有していた。統監府には、総務部・外務部・農商工部・警務部が置かれた。所属官署として、通信官署(通信管理局・郵便局・郵便所)・鉄道管理局・法務院・裁判所を管轄していた。1907年7月には第三次日韓協約が締結され、同10月には、官制改正がおこなわれる。その後も韓国の主権は縮小され、韓国併合直後の1910年10月1日に統監府は朝鮮総督府に改変された。 |
上位の階層 | 明治・大正・昭和(植民地・占領地) > 朝鮮 > 韓国統監府 |
下位の階層 | |
参考資料 | 統監府の官制については、A03020648500、A03020703000を参照。森山茂徳『近代日韓関係史研究―朝鮮植民地化と国際関係』(東京大学出版会、1987年) |