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地域 | 台湾 |
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解説 | 台湾総督府参謀長とは、台湾総督府陸軍幕僚参謀長ならびに台湾総督府陸軍部参謀長を指し、しばしば略して書面等に用いられた。1897年11月1日、勅令163号の台湾総督府陸軍幕僚条例に基づき、台湾総督府陸軍幕僚が設置されると、副官部とともに幕僚を成す参謀部の長として、参謀長が置かれた。参謀長は総督を補佐し、幕僚を統べ、事務整理の任を担った。1908年1月25日の軍令陸第4号による総督府陸軍幕僚の廃止と総督府陸軍部の設置を経て、1919年8月19日の勅令第396号によって台湾総督府陸軍が台湾軍に改められると、台湾総督府参謀長の任も消滅した。 |
上位の階層 | |
参考資料 | 「台湾総督府条例」勅令第70号についてはA01200796100(1895年8月)、「台湾総督府軍務局官制」勅令第116号についてはA01200843900(1896年4月)、「台湾総督府陸軍幕僚条例」勅令363号についてはA03020310500(1897年10月)を参照。「台湾総督府陸軍部条例」軍令陸第4号、1908年1月25日(『官報』第7375号、1908年1月29日)、「台湾総督府陸軍を台湾軍に台湾総督を台湾軍司令官に改む」勅令第396号、1919年8月19日(『官報』第2113号、1919年8月20日)。 |
歴代長官 部局長等 |
立見尚文(1897年11月1日~1898年10月1日)/木越安綱(1898年10月1日~1900年4月25日)/中村覚(1900年4月25日~1902年3月10日)/武田秀山(1902年3月10日~1902年12月24日)/谷田文衛(1903年1月13日~1907年2月4日)/宮本照明(1907年2月4日~1912年8月3日)/足立愛蔵(1912年8月3日~1913年7月3日)/木下宇三郎(1913年7月3日~1916年1月21日)/有田恕(1916年1月21日~1917年8月6日)/山田陸槌(1917年8月6日~1918年8月19日)/東乙彦(1918年8月19日~1918年8月19日)/曽田孝一郎(1918年11月18日~1919年8月20日) |