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地域 | 台湾 |
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都市名 | 台北 |
解説 | 1895年に台湾統治が開始されると、台湾海峡を隔てた対岸の清国福建省は政治・経済上の重要拠点と見なされるようになった。1897年12月には、対岸各地の経済事情取調報告のため、香港・上海・厦門の各領事と台湾総督府財務局長とのあいだに直接通信が認められた。また、1898年から1900年にかけて台湾―福建間の定期航路が相次いで開設されると、厦門地方の商業調査を目的として、総督府官吏の厦門派遣・駐在が認められた。このようにして、台湾総督府は厦門を中心とする対岸地域の諸調査を実施した。1900年7月、対岸事情調査は在外領事に嘱託することが決定し、当該事業は厦門・福州領事が担うこととなった。 |
上位の階層 | |
参考資料 | 沢村繁太郎『対岸事情』1898年。「台湾」 大阪商船株式会社(D15020061000)。公文雑纂・明治三十年・第三十二巻・台湾及庁府県四・台湾及庁府県四(A04010040200)。公文類聚・第二十三編・明治三十二年・第九巻・官職二・官制二・官制二(内務省二・大蔵省)(A15113257400)。在外帝国領事ニ台湾総督府事務嘱託及同府事務官兼任関係一件(B16080284800)。 |
歴代長官 部局長等 |
大島久満次 |