日本

東京

主として日本陸軍の軍事行政を所管した中央官庁。1871（明治4）年7月に設置された兵部省陸軍部を前身に、1872（明治5）年2月28日、太政官の一省として設置された。1878（明治11）年12月5日、参謀本部が、軍令事項を所管する天皇直属の機関として独立。1900（明治33）年4月24日、教育総監部が、陸軍の教育を所管する天皇直属の機関として独立。省内の組織は変遷を重ね、終戦時には、大臣官房と人事・軍務・兵務・経理・医務・法務の六局だった。1945（昭和20）年11月30日に廃止。その業務は第一復員省が引き継いだ。

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「陸軍省」（執筆者　藤原彰）『国史大辞典14』吉川弘文館、1993年、531頁。