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Area | 日本 |
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City name | 東京 |
Commentary | 農商務大臣の管理下で、水産に関する調査事務を行った機関。1893年4月11日の水産調査所官制にもとづき設置。事務官1人が置かれ、農商務省高等官がその任につき、すべての職務を掌った。1895年3月27日に改正された官制では、職員の構成は所長、技師(定数3人)、技手(定数14人)、書記(定数4人)に改められた。所長は農務局長が兼務した。また農商務大臣が必要と認める場所に、水産試験場を設置することができた。1897年6月19日には、農務局長による所長の兼務から水産局長へと改められた。水産動植物、漁具、漁船、漁法及び漁場の調査、塩の製造の調査及び試験、水産物の販路の調査、漁業経済とその統計に関する調査、水産に関する慣行調査などの業務を行った。また内部に水産調査委員会を設置した。1898年10月31日で官制が廃止された。 |
Upper level hierarchy | Meiji > Primary Industries/Commerce > Ministry of Agriculture and Commerce > Minister of Agriculture and Commerce > Fisheries Research Laboratory |
Reference materials | ・水産調査所の官制については、「御署名原本・明治二十六年・勅令第二十一号・水産調査所官制」(アジ歴Ref:A03020139200)を参照、庶務規定に関しては、「水産調査所処務規程ヲ定ム」(アジ歴Ref:A15112603000)を参照。官制の改正については「御署名原本・明治二十八年・勅令第二十四号・水産調査所官制改正」(アジ歴Ref:A03020197300)(1895年3月)、「御署名原本・明治三十年・勅令第二百十八号・水産調査所官制第三条中改正」(アジ歴Ref:A03020296000)(1897年6月)を参照。官制の廃止については、「御署名原本・明治三十一年・勅令第二百八十八号・水産調査所官制廃止」(アジ歴Ref:A03020358700)(1898年10月)を参照。 ・『農商務省沿革略誌』第二編、農商務省、1905年、41-44頁。 |
Secretary general of the past | 藤田四郎(農務局長、水産調査所所長) |