2021年9月8日公開資料
神戸大学附属図書館>神戸開港文書>J.補遺
(解説文)「神戸開港文書」は、初代内閣総理大臣伊藤博文が、兵庫県知事を務めていた時期に外国人とやりとりをした書翰を始め、神戸運上所等で処理された行政文書や港近くの庄屋が持っていた資料などを含むコレクションです。
平成30年度(2018)から令和元年度(2019)に神戸大学附属図書館が実施した史料調査において、「神戸開港文書」を収納している箱の近くに保管されていた中性紙の文書箱と木箱の中から、160点あまりの既に整理済の文書が発見されました。文書はすべて神戸開港に関わる内容ですが、これまで「神戸開港文書」に含まれておらず、神戸大学附属図書館が「神戸開港文書補遺」として追加登録・公開することとなりました。このうち平成30年度に発見された欧文の手紙16点については、神戸大学人文学研究科の大津留厚名誉教授の協力で翻刻と翻訳を実施してデータ公開しています。
この資料群は、明治15年(1882)から明治18年(1885)までのもの(第6編~第9編)は、「太政類典」(第1編~第5編)を引き継いだ編集物で、典例条規を採録浄書したもの、明治19年(1886)以降のもの(第10編~第79編)は公文書の原本を編集したもので、主として法律及び規則の原議書が収録されています。
この資料群は、憲法、詔書、法律、政令、条約、告示、訓令の原議書及び閣議決定その他の内閣関係の保存文書(人事に関するものを除く)を保存文書分類表に従って分類し、これを保存期間別に区分して編集したものです。
・国立公文書館>財政史関係>財政史資料>議会参考書
この資料群は、明治23年(1890)から昭和4年(1929)までの帝国議会の政府答弁の参考資料として作成された統計、法案の想定問答等で、議会別、作成部局別に分類整理されています。