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地域 | 朝鮮 |
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都市名 | 京城 |
解説 | 1876年の日朝修好条規締結により、日本海運の朝鮮半島進出が活発化するが、日清戦争以前は招商局など清国海運との激しい競争があった。日清戦争後、朝鮮半島諸港に入港する船舶は日本船が圧倒的な位置を占めるようになったが、日系各社の併存が問題視され、1910年の韓国併合後、1912年に朝鮮総督府補助の下に統合され、朝鮮郵船株式会社は設立された。日本郵船会社や大阪商船会社などの共同出資であった。設立当初は、朝鮮以外との間を結ぶ航路は門司―雄基間のみであり、中心は木浦―鎮南浦間・釜山―木浦間など朝鮮半島沿岸定期航路であったが、第一次世界大戦期からは中国・ロシア・日本など近海航路へとシフトした。 |
上位の階層 | |
参考資料 | 「朝鮮郵船会社」(片山邦雄執筆)丸山雍成・小風秀雅・中村尚史編『日本交通史辞典』吉川弘文館、2003年、565頁。日本郵船株式会社庶務部文書課編『日本海運五十年小史・現代日本海運史年表(開国以降大正八年末迄)』日本郵船株式会社、1921年。朝鮮郵船株式会社編『朝鮮郵船株式会社二十五年史』朝鮮郵船株式会社、1937年、99-152頁。 |