トップページ > グロッサリー検索
地域 | 日本 |
---|---|
都市名 | 沖縄 |
解説 | 沖縄県は日本の南西端に位置する県である。明治政府は1872年に琉球藩を設置していたが、1879年4月4日、太政官第14号布告によって沖縄県を設置した。県庁は、初め首里に置かれ、後に那覇へ移された。県設置当初、県域は9つに分割され、それぞれに役所が設置された。1896年3月5日、勅令第13号・19号により区制・郡制が布かれ、那覇・首里の2区と島尻・中頭・国頭・宮古・八重山の5郡が設定された。那覇・首里の各区にはそれぞれ区長が、島尻・中頭・国頭の各郡にはそれぞれ郡長が置かれた。一方、遠隔地の宮古・八重山両郡には島庁が設置され、その業務は島司が統括した。本州各県では1889年より町村制が順次施行されていたが、沖縄県では土地整理事業の完了を待つこととされ、施行は順延された。1903年に事業が完了したことを受け、1907年3月15日、勅令46号によって沖縄県にも町村制が公布され、翌年4月1日より施行された。 |
上位の階層 | |
参考資料 | 「沖縄県」(執筆者宮城栄昌)『国史大辞典』2巻、吉川弘文館、1980、777頁。財団法人沖縄県文化振興会資料編集室編『沖縄県史』各論編5近代、沖縄県教育委員会、2011。琉球藩ヲ廃シ沖縄県ヲ置ク・明治12年4月4日・太政官第14号布告(法令全書、明治12年)。御署名原本・明治二十九年・勅令第十三号・沖縄県郡編制ニ関スル件(A03020225300)。御署名原本・明治二十九年・勅令第十九号・沖縄県区制(A03020225900)。御署名原本・明治四十年・勅令第四十六号・沖縄県及島嶼町村制変更等ニ関スル件(A03020706100)。 |
歴代長官 部局長等 |
鍋島直彬(初代県令・1879.4.4-1881.5.18)上杉茂憲(2代県令・1881.5.18-1883.4.22)岩村通俊(3代県令・1883.04.22-1883.12.21)西村捨三(4代県令・1883.12.21-1886.4.27)大迫貞清(5代県令・1886.4.27-1887.4.14)福原実(6代知事・1887.4.14-1888.9.18)丸岡莞爾(7代知事・1888.9.18-1892.7.20)奈良原繁(8代知事・1892.7.20-1908.4.6)日比重明(9代知事・1908.4.6-1913.6.1)高橋琢也(10代知事・1913.6.1-1914.6.9)大味久五郎(11代知事・1914.6.9-1916.4.28)小田切磐太郎(12代知事・1916.4.28-1916.5.4)鈴木邦義(13代知事・1916.5.4-1919.4.18)川越荘介(14代知事・1919.4.18-1921.5.27)和田潤(15代知事・1921.5.27-1923.10.25)岩元禧(16代知事・1923.10.25-1924.6.24)亀井光政(17代知事・1924.6.24-1926.9.28)今宿次雄(18代知事・1926.9.28-1927.5.7)飯尾藤次郎(19代知事・1927.5.7-1928.12.26)細川長平(20代知事・1928.12.26-1929.7.5)守屋磨瑳夫(21代知事・1929.7.5-1930.8.26)井野次郎(22代知事・1930.8.26-1935.6.28)蔵重久(23代知事・1935.6.28-1938.6.24)淵上房太郎(24代知事・1938.6.24-1941.1.7)早川元(25代知事・1941.1.7-1943.7.1)泉守紀(26代知事・1943.7.1-1945.1.12)島田叡(1945.1.12-) |