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地域 | 日本 |
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都市名 | 東京 |
解説 | 地理事務を扱う内務省の内局。内務省設置に伴い、1874年1月、大蔵省租税寮より地理事務を移管して内務省地理寮が設置。その職掌は全国州郡村里の経界及び山林・原野・沼地・河海の区別に関わる事務戸定められた。設置当初は経界課・森林課・本課を置いたが、早くも2月には税地・木石・計算・諸務・図籍の5課及び文書・受付の2掛に再編された。同年7月には府県営繕事務を取り扱う営繕課が、同8月には測量司廃止・内史地誌課合併に伴って量地課が新設された。また、土木寮・大蔵省租税寮・地租改正局などと事務が関連することから、たびたび事務分界の協議が行われた。1877年1月に地理局と改称、地籍・山林・量地・計算・文書の5課が設置された。その後もたびたび職制改正が行われた。所管事務に関わるものを挙げると、量地課に天文観測・暦編製事務を移管(測量課と改称・1877年)、地誌編修事務を取り扱う地誌課の増設(1878年)、地質測量事務を取り扱う官林作業課の新設(1878年)・山林局への改組(1879年)・勧農局への転属(1880年)、地租改正事務局の廃止に伴う社寺境内外官地事務の移行(1881年)、気象観測事務の移行(1888年)、地誌編纂・地図調整事務の帝国大学への移管(1890年)などがある。1891年7月に廃局、所管事務は諸務局地理課に継承された。 |
上位の階層 | |
参考資料 | 朝倉治彦編『明治官制辞典』東京堂出版、1969年、413-414頁。 |
歴代長官 部局長等 |
杉浦譲(1877年1月11日-1877年8月22日)/桜井勉(1877年9月14日-1879年5月16日)/品川弥二郎(1879年5月30日-1880年3月5日)/桜井勉・兼任(1880年3月5日-1881年11月1日)/桜井勉(1881年11月1日-1889年12月26日)/梶山鼎介(1890年6月27日-1891年3月23日)/広橋賢光(1891年3月31日-1891年8月13日) |