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地域 | 日本 |
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都市名 | 東京 |
解説 | 大蔵省出納司は、明治2(1869)年7月8日の大蔵省設置とともに、金穀の取締を管掌する部署として設置された。明治4(1871)年8月には出納司が出納寮に改められ、職制及び事務章程により一切の歳入歳費その他出納の事務を管掌すると定められ、同月には紙幣関係の事務が紙幣寮に移管された。明治5(1872)年1月には郵便切手製造の事務が紙幣寮に移管され、同年10月には石高貸付の整理、11月には家作農具代種子夫食等の貸付の事務を新たに管掌した。1873年11月には府県の為換事務が諸務局に移管され、12月には準備金及び外国債の事務が国債寮に移管された。出納寮は東京の本省にあるだけでなく、横浜(後に廃止)、京都(後に大阪に移転)、仙台、小倉(後に長崎に移転)に出納寮の出張所が設置された。1877年1月、出納寮は出納局に改められた。 |
上位の階層 | |
参考資料 | 明治財政史編纂会編『明治財政史 第一巻』(丸善、1904年)、297頁、299頁、306-307頁、321頁、328頁 |
歴代長官 部局長等 |
出納正:林信立(明治2年10月13日-明治4年7月28日)/得能良介(明治4年7月28日-明治4年8月10日) |